2008年11月29日

好きなリカルドはパトレーゼです。

「黒骨さん 本当に大丈夫なんでしょうか?」

黒骨:「もう一度聞きますが あちらへの方の信仰心はないのですね?」

「はい、母がお世話になっていましたが 私たちはあちらに対する信仰心はありませんので というお話をあちらにしたんですけど・・でも・・この本尊外したら 私たち家族に良くないことが起こるとか・・うちの信仰をやめたらばあちゃんが悲しむとか・・ 向こうの宗教の地区長さんたちに いわれてるんで  大丈夫とは思うんですけど やっぱり心配なんです・・」

黒骨:「何も心配しないでいいですよ。あなたは 私に相談しただけです。
 私がこの本尊を外すんです そして 私が私の手で本尊を処分するんです。
もし祟りや呪いがあったとしたら わたしが祟られますし、 呪われるでしょう

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いうまでもありませんが・・信仰は個人のものですから 代々家の宗教や宗派があったとしても 個人が別の信仰を持つことは 自由ですし、何の問題もありません。私たちは信仰の自由がある国に生きているのですから。
家族と違う信仰を持つことも何の問題もありません。

個人的な信仰を持っていたおばあちゃんが亡くなり、家の信仰を元のお寺に戻したいんですけど という相談を受け <本尊を供養してください> と頼まれることがことがたまにあります。

そんな時私は「供養って 言われましても うちの宗派ではそういう意味での供養なんてしません。仏具を引き取って処分したりしてますが 供養用の儀式なんてありませんから ぶっちゃけ あたしが 破って適当な大きさにしてから 裏の畑で枯葉と一緒に燃やすだけです。それでよければ 幾らでも引き受けますよ」
と答えます。

<祟り>とか <亡くなった人が成仏できない> とか 遺族の弱いところに付け込んで 揺さぶりをかけるのは 外道の常套手段ですので そんな不安を抱えた人を安心させてあげるのも坊主の大事なつとめなわけです。

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 「ふ~ やっぱ良くないこと起こるとか 死んだ人が悲しむとか 苦しむとか 言われると身内としては色々と気になるよねえ・・・ 」

なんて 話をコンパでしましたところ 来ていた 、女の子の一人が こんな言葉を教えてくれたんです。

「でも・・・・・<先祖供養している人が全て幸せになれるとは限らない だが 不幸せな人は すべからく先祖供養を怠っている>って 聞いたことがあります。」

黒骨:「はい!? それじゃ 小室哲哉逮捕も リーマンブラザーズ破綻も 緒方拳さんも 原因はそれですかい!
んなわけあるかい! 
不幸を全て死んだ人のせいにするなんて 失礼すぎる!何それ!?
<努力したものがすべて成功するとは限らん。だが、成功したものはすべからく努力しておる>
の間違いじゃねえ?

一体どこの リカルド=パトレーゼだ!
そんなデマ流したのは!!



・・・・・・・・・・・・・・シ~ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

黒骨:「(あれ?<水を打ったようだ!>わかんなかったかな?)
っ あ アハハ 女の子なら知らないかなあ 実は今のは <はじめの一歩>っていう 漫画をネタにしたギャグでね・・えっとね・・(しどろもどろ)」

後輩:「(小声で)もう~落ち着いてくださいよ!大きな声出すから 親父ギャグとうことすら気付かずに女の子たち引いてますよ。それに リカルド=マルチネスって言いたかったんでしょうけど その言葉って鴨川会長ですから・・ギャグとしても落ちてませんから!」

黒骨:「(小声で)そんなら誤解を解かなきゃ!だろ!」

黒骨:「みんな!だからね 今のは はじめの一歩のね・・」

後輩:「(小声で)みっともないからギャグの解説は辞めろ!坊主ならそっちのフォローは後だろ!」

そんなこんなで その後 デマの回収と空気の回復につとめた 黒骨でしたが 一度壊れた空気はいかんともし難く いたたまれなくなって おもむろに携帯を取り出し 一度外に出て 戻り 

「あっ 臨終のお勤め(俗にいう枕経)が入ったから 行かなきゃ!」

というイッセー尾形ばりの小芝居を残して一人帰りました。

その後、家に帰って飲みなおし タバコを吸いながら

坊主(おれたち)の戦いはまだ 始まったばかりだ!

と 連載を打ち切られた作家に送るようなエールを自分に送ったのは 仏さまとお星様とあたしだけの秘密です。

ps:宗教団体によっては教義の中でそんなことを言ってる団体もあるようです。その方々が宗教内で何を言われるかは勝手ですが そとに向かってそんなこと言うのはやめて欲しいですねえ。
あたしとしては せめて うちのご門徒さん位は こんな言葉を笑い飛ばせるように 日々法話させていただくのみです。 

posted by 泣いた赤骨 at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 迷信にロケットパンチ | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

ミッション ミスコンプリート

ゴルゴ13も何度か失敗したことがあるそうですねえ・・・・

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久々の登場よ!

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今夜あなたの迷信を頂きます!by半眼(ブッツアイ)

はいっ!

ということで 日々、いかにも佛教と関係ありそうでいて 全く仏教と関係のない迷惑この上ない迷信と戦い続けること はや 幾年! まだまだ若手と思ってたんですけど すっかり中堅扱いされることの多くなった 迷信ハンター・ブッツアイこと 黒骨です。 

そんな 鏡に映った自分のレオタード姿に寄る年を感じるおっさんのつぶやきはさておき・・・

あたしは迷信らしきものと出会った際、なるべくその迷信(デマ)はどういう流れで 今に至るのかを一応調べてから 処理してくことにしてるんですけど、どう調べても 出所の分からない迷信に出くわしまして ほとほと困っているわけです。

その迷信ってのが

「お墓参りは午後三時までにしなければいけない」

というものなんです。

勿論 そんなルールはあたしら佛教徒には無いんですけど尻尾がつかめません。
(どうせ そんなのは六曜かなんかのこじ付けだろう と思って調べたんですけど分かりませんでした。)一体何がどうしてそんなことに成ってるのかが 全く分からないんですよ。

あたいとしたことが ご門徒から全く迷信を取り去れませんでした トホホ・・

頭ごなしに ただ「そんなのは迷信です!」っていったのでは なんかあまりにも説得力にかけるっていうか あたしの流儀じゃないっていうか スマートじゃないんですよねえ。
やっぱ坊主たるもの 美しく決めたいものなんですよ。

ということで・・・

何かご存知なことがありましたら、ご一報ください。

ps:最近 皆様におねだりしてばっかりですねえ(笑)

posted by 泣いた赤骨 at 00:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 迷信にロケットパンチ | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

「褒める」という技

たくろふさんのブログの

「た・く・ろ・ふ・が・つ・ぶ・や・い・た・!」様 「褒める?」
関連記事:ライブドア ニュース「女性を褒めましょう!」

という記事があたしの心に突き刺さりました。

男性の皆様どうでしょうか?
パートナーや彼女褒めてますか?

「なんだよ!<別に無理して褒めてくれなくたっていい>って言ってたじゃねえか!」
なんてのは だめですよ!マジで喧嘩になります。(経験者語る)

あたしはあらためて
「心から褒めるのは 女の子口説く時だけだなあ」と反省しております。

口説くとき 功徳説つつ 褒める俺
(*「決まった!」と言いつつ 男前な表情で決めてます)

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ピユー(木枯らしの音)




そんな新年一発目の挨拶らしからぬ前置きはさておき・・・

深く因果の道理をわきまえて、
現世祈祷やまじないを行わず、
うらないなどの迷信にたよならい


うちの宗派のお経本には お経より先にこんなことが書いてあります。
したがって、他の宗教や宗派の方には 何も言いませんが
同じ信仰を持つ 門徒さんが 迷信や占い、まじないに振り回されている時は、うちの宗派の坊主はそれを指摘し 自分の都合で「因果の道理(物事には全て 原因とそれにともなう結果があるということ)」を捻じ曲げようとすることの無意味さを説明しなければなりません。

黒骨は坊主になりたての頃、このことでずいぶんと悩みました。
そりゃ あたしみたいなのが いきなり お年寄りにの行動に対して 迷信ということを指摘しても 「ハイ そうですね」と すんなり いくはずもありませんよね。

「何故 聞き入れて貰えないんだろう・・・」

そんなことを考え、煮詰まっていたある晩、
坊主になる前に勤めていた会社の上司が転勤するので 
[送別会やってるから今から来い!]
という電話が掛かりました。

早速合流し、上司と久々に顔を合せました。
あまりに 悩んでいた私は 上司の送別会にも関わらず つい悩みを相談してしまいました。 
上司はそんな私を見ながらニヤリと笑い
「黒骨、俺がお前に教えてやったこと みんな忘れたのか?
接客とかクレーム処理とか あんだけ教えたじゃねえか・・」
と言ってくれたんです。

・・・・あ・・・・・

かつて上司は 口クセのように
間違いを指摘する時は必ず、
相手のほめるべき点を二つ探してから指摘しろ!

と言っていました。

この言葉は何を意味しているのかといいますと
相手を褒める→間違いを指摘する→相手を褒める
というように 間違いを指摘する時に 「必ず褒める言葉でサンドイッチにしろ」ということです。

例をあげてみますと

おばあちゃんは 私の言葉をちゃんと聞いて下さって <清めの塩>なんて必要ないって ハッキリと葬儀屋さんに言って下さいましたよね。
あの時は本当に嬉しかったです。

それなのに そんな おばあちゃんが 
何で <お墓の向きが悪い>なんてことを言ってるんですか。
お寺参りをキチンとされ 仏法を大事にされているってこと 私は知ってますよ。
理由があるなら話してくれませんか?」
*かなり はしょってます。例になっているか心配ですが こんな感じです。

「間違ってるのを指摘するのに 何でいちいち 褒め言葉で挟まなきゃいけないんだよ!」
と思われる方があるかもしれません。やはり

「叱るのではなく、子供を褒め 長所を伸ばしましょう!」
「部下は褒めて育てよう!」
「日本男性はもっと 女性を褒めるべきだ!」

なんて本や意見が世に出回っているせいで うんざりされている方も多いかもしれません。
うんざりされている理由 それは 
「なんで褒めなければならないんだ!(褒められる側のメリットしか無く、褒める側にはメリットが無い)」 
と思われているからではないでしょうか?
確かに理由もなく 漠然と褒めるだけなら 褒める側にメリットはないでしょう。
しかし、 案外見落としがちですが 褒める側には 褒められる側以上のメリットが隠れています。

接客業されてる方や人を説得するお仕事をされている方、賢い奥様は とっくにご承知でしょう。
そうです。褒めるという行為は 
相手をコントロールするスキルになる

(ダークな言い方すれば 相手の心を支配するスキルになる) ということです。
まさに「北風と太陽」ってやつですよね。

誰しも「言って貰いたいこと」があるもんですね。それを読むことが褒めるということではないでしょうか。 
「叱る」ってのも相手をコントロールする手段ですが 元商売人のあたしにとっては「褒める」のより難易度が高く感じます。性格的に無理です。(怒ることはあっても 叱ることは苦手な人間なもんで・・)

そのことを思い出してからも お年寄りに迷信を説明してもうまくいかないことは多々あります。けど 以前と比べて なんか冷静でいられるっていうか 戦略を考える余裕ってのが出てきました。(他のお坊さんには嫌われるでしょうけど jojoのスタンドバトルみたいに楽しんでます。)

こんなわけで 「叱る」のが目的なら必要ありませんが 相手を思うように動かしたいのなら 「褒める」というスキルは 大切なものだと 商売やってた時以上に黒骨は思っています。

ps:「こんな記事書いたからといって 無理に褒めてくれなくたっていいんだから!」

やっぱ 女の子が言わないとダメですかね(笑)

posted by 泣いた赤骨 at 01:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 迷信にロケットパンチ | 更新情報をチェックする